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スライド作成AIのおすすめを選ぶ7つの基準。用途別に比較する

「スライド作成AI おすすめ」で検索すると、10本も20本も並んだ一覧が出てきます。読んだあとに残るのは、どれも良さそうだ、という感想だけということはないでしょうか。

一覧が役に立ちにくいのは、書いた人と自分で、使う場面が違うからです。毎週の社内共有に使う人と、社外へ出す提案書を作る人では、優先する条件が入れ替わります。順位そのものが悪いわけではなく、その順位は誰かの基準で付いたもので、自分の基準では付いていないというだけ。この記事では、比べるときの基準を7つに絞って当てはめてみましょう。自分の用途に通せば、候補は2〜3個まで減ります。

おすすめの順位ではなく、自分の用途を先に1つ決めましょう

比較を始める前に、決めておくことが1つあります。その資料を、社内で見せるだけなのか、社外へ出すのか。

社内で1回話すだけの資料なら、多少レイアウトが崩れていても会話で補えます。求められるのは速さで、出力形式や細かい調整はほとんど効いてきません。社外へ出す資料になると話が変わり、体裁の粗さがそのまま印象になります。会社によっては、使えるツールが情報システム部門の承認済みのものに限られることも。

用途を決めずに一覧を眺めると、どの機能も必要に見えてしまいます。最初に1つ選んでから、下の7つを当ててください。

見るのは、この7つだけで足ります

サービスの機能一覧は項目が多いので、次の7つに絞って構いません。

  • 何を入力できるか。 キーワードだけで足りるのか、長い原稿や既存のファイルを渡せるのか

  • 出てきたものを直せるか。 話の順番を入れ替えられるか、弱い1枚だけを作り直せるか

  • デザインが用途に合うか。 日本語のビジネス資料として見慣れた形か。英語圏向けの見た目だと、社外提出で浮くことがある

  • どの形式で出力できるか。 PDFだけか、PowerPointで開けるPPTXまで出せるか。どのプランから使えるか

  • チームで使えるか。 メンバーを招待できるか、作った資料をフォルダで管理できるか

  • 料金がどの単位で増えるか。 1人あたりなのか、年契約のしばりがあるのか

  • 社内の審査を通せるか。 セキュリティの情報が公開されているか、チェックシートに対応してもらえるか

上から4つは資料の質に効き、下から3つは会社で使えるかに効きます。 個人で使い始めるなら上の4つ、部署で入れるなら下の3つを重く見てください。

ChatGPTやClaudeのような汎用のAIを候補に入れる場合も、同じ7つで並べられます。分かれ目になるのは機能の数ではなく、その資料を社外に出すかどうかと、会社が認めたツールしか使えない環境かどうか。社外へ出す資料では、日本のビジネス資料として見慣れた形で出てくるかが効いてきます。

使う場面が変われば、見る順番も入れ替えてください

同じ7つでも、順番を変えると結論が変わります。よくある3つの場面で並べ替えてみます。

社内の定例で使う資料なら、優先するのは入力と直しです。材料はメモや議事録のことが多く、体裁より、渡したものがそのまま形になる速さが効きます。出力形式はPDFで足りることも多いでしょう。

社外へ出す提案書では、デザインと出力が前に来ます。PowerPointで最終調整する運用が社内にあるなら、PPTX出力があるかどうかは必須条件です。 出力できないサービスを選ぶと、清書のために作り直すことになってしまいます。

部署やチームで入れる場合は、チーム・料金・社内審査の3つが最優先。誰が作っても同じ見た目になるかどうかでレビューの時間が変わり、1人あたり課金かどうかで人数を掛けた金額が変わります。

用途が決まると、外してよい候補も決まります。社外提出が前提ならPPTX出力の無いサービスがそこで外れ、部署導入なら人数を掛けた金額で外れるものも。先に「これが無ければ外す」条件を2つ決めてから一覧に戻ると、5個並んでいた候補は2〜3個になります。

無料枠で分かるのは、7つのうち3つです

候補を絞ったら、実際に触ってみるのが早い。ただし無料枠で確かめられるのは、入力・直し・デザインの3つまでです。出力そのものが有料プランからというサービスもあるので、PPTXで出したあとの崩れ方と、チームでの運用は、有料プランに移ってから確かめることになります。

試すときは、実際に作る予定の資料を1本作ってください。サンプルのテーマで作ると、どのサービスもそれなりに見えます。渡す材料の整え方は、AIで見やすい資料を作る入力のコツ。目的・相手・要点を先に決めるにまとめました。

イルシルを、7つの基準に当てはめてみましょう

イルシルは、日本語のビジネス資料に合わせて作られたスライド生成AIです。上の7つで並べると、次のようになります。

入力は、キーワード・メモ・文章のいずれでも受け取れます。ホーム画面の「おまかせ生成」に貼ると、まず構成が下書き画面に出てきます。そこで内容を調整してから、本文とデザインまで作られます(調整をスキップしてそのまま生成することもできます)。出てきた資料の中で弱いと感じた1枚は、スライドを編集する画面から、その1枚だけAIに作り直させられます。AIデザイン生成の利用可能枚数は月あたり、フリープランが3枚、パーソナルが40枚、パーソナルプラスが1人200枚、法人プランが1人500枚。

出力はPDFとPPTXに対応。ただしパーソナルプラン以上で、無料のフリープランでは書き出せません。 チームで使う場合は、メンバー招待とライブラリ機能、フォルダごとのアクセス制限がパーソナルプラス以上で使えます。

料金は1人あたりで、パーソナルが月1,848円(税込)、パーソナルプラスが年間契約で月5,500円(税込)、法人プランは応相談です。7つ目の社内審査の欄に書けるのは、ISO/IEC 27001:2022にもとづく情報セキュリティマネジメント、保存時と通信時のデータ暗号化、管理者権限とログのアクセス管理、定期的な脆弱性診断です。この一覧は法人プランのページに公開されています。ログインはGoogle WorkspaceとMicrosoftアカウントに対応していて、2段階認証はワークスペースの設定でONにできます。IPアドレス制限とセキュリティチェックシートへの個別対応は法人プランで、自社テンプレートの登録は法人プランの別料金オプションになります。

一覧記事に戻るときは、自分の2つの欄だけ見てください

基準を7つ持っておくと、一覧を読む時間そのものが短くなります。全部の説明を読む必要はなく、自分が決めた「これが無ければ外す」2つの欄だけを見て、埋まっていないサービスを消してください。 並んでいる順位は書いた人の用途で付いたものなので、自分の用途とは別物として扱います。

残った2つには、同じ材料を渡してみましょう。出てきた資料を並べれば、どちらが自分の用途に合うかは説明を読むより早く分かります。

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